2024年3月のカウンセラー養成集中講座
【2024年3月のカウンセラー養成集中講座の内容】
3月2日のカウンセラー養成集中講座は、不登校やネット・スマホ・ゲーム依存、またアダルト・チルドレンにとても効果のあるシステムズ・アプローチについてワークを交えながら詳しくお話しました。
このやり方の重要な注意点は「原因追及(問題探し)に囚われない」ことと、「過去に縛られない」ことです。
下図1をご覧ください。
夫婦の不仲についてのカウンセリングの例です。
妻がカウンセリングに来て
「夫が毎日お酒を飲んでばかりいるから、腹が立ってついつい攻撃的になってしまう」
と訴えたとします。
ところが、次回夫婦で来ていただき、夫に話を伺うと、
「妻がヒステリックだから、こっちもイライラして、ついお酒を飲んじゃう」
と言うのです。
つまり、この問題はお互い「相手のやることが原因」だと言っているわけですね。
でも図を見ればわかるように、実はこの話は【原因⇒結果】というよりも、【循環】しちゃっているんですよね。
次の図です。
ゲームばかりしている子どもに親が怒ります。
すると子どもは親の顔を見るのが嫌で、部屋にこもってゲームをします。
それを見て親は、厳しさが足りなかったと思い、もっときつく怒ります。
3つ目。
クライアントが「自分はアダルト・チルドレンだ」と言って、過去の辛かったことをカウンセラーに話します。
カウンセラーはそれに共感して、その話を掘り下げます。
するとクライアントは、今まであまり思い出さなかったことまで頭に蘇ってきて、もっといろいろな辛い話をもっと悲しくなりながら話し続けます。
因果関係をたどると、最初の夫婦の話は「相手が悪者」となり、次は「子どもが意志が弱い子」となり、3番目は「親が毒親」となりますし、また厄介なことにどの話も「クライアントがHAPPYになるにはどうすればよいのか」という一番大事なことが語られていません。
・「人」が問題ではなく「問題」が問題である
・「なぜ」そうなったのかを考えるよりも、今はまず「どうなれば」よいのか
ここなんですよね。
この内容は第3土曜(3月16日)にも行います。
【Copyright(c)(同)ベルコスモ・カウンセリング】
カウンセラー養成集中講座は第1と第3土曜(どちらか選択)です。
https://npo-jisedai.org/kouza.htm
ベーシック集中講座は毎月第2日曜と第3日曜(どちらか選択)に開かれます。心理学は初めての方でもご参加いただけます。
https://npo-jisedai.org/basic.html
WEB講座は第2土曜の午前中です。WEBでのリモート講座はこちらです。↓
https://npo-jisedai.org/webkouza.html
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他にも毎週講座は月曜の午後に開いております。
詳しくはホームページをご覧ください。