ひきこもり傾向

2018.05.22 Tuesday 09:21
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      子育てに活かせる!『ものの見方、考え方』89 【ひきこもり傾向】

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    今回も私たちNPOハート・コンシャスの顧問でもある鷲津先生(合同会社ベルコスモ・カウンセリング代表カウンセラー)に伺いました。

     

    ――最近若い人たちの【ひきこもり傾向】がじわじわと問題になっているようですが?

     

    「そうですね。今かなり人手不足が叫ばれていますが、その中でフリーターと呼ばれている人のうち、職を探す気が無い若者が、一定割合いるんです。国民生活白書を見てもわかりますが、親と同居のケースに多いんですね。
     若年無業者(15〜34歳の非労働力人口のうち家事も通学もしていない者)の数は、平成26(2014)年は56万人。15〜34歳のフリーターは179万人。15〜34歳人口に占める割合は6.8%です。もちろん非正規社員の割合を多くして人件費を減らそうとする企業が多いという要因もありますが…」

     

    ――それにしても、6.8%というのは結構大きい数字ですね。

     

    「そうですね。ざっと15人に1人ですからね。そしてちょっと古いデータですが、内閣府が平成22年2月に実施した『若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)』18によると、『ふだんは家にいるが近所のコンビニなどには出かける』『自室からは出るが家からは出ない』『自室からほとんど出ない』に該当した者(『狭義のひきこもり』)が23.6万人、『ふだんは家にいるが、自分の趣味に関する用事の時だけ外出する』(『準ひきこもり』)が46.0万人、『狭義のひきこもり』と『準ひきこもり』を合わせた広義のひきこもりは69.6万人と推計されています」

     

    ――約70万人ですか。

     

    「はい。そして、ひきこもりになったきっかけとしては、平成27年版の『子ども・若者白書』ではこのように記載されています。

     

    1位  職場になじめなかった(23.7%)
    (同率)病気(23.7%)
    3位  就職活動がうまくいかなかった(20.3%)
    4位  人間関係がうまくいかなかった(11.9%) 
    (同率)不登校(11.9%)

     

    これらの問題については、やはり『親離れできない子供』や『過保護に育てられた子供』が増えたのではないかと考えられますね。
     ところで、よく『親離れできない子供達』の特徴として、自発性や積極性の無さが挙げられます。しかし僕が見た感じでは、結構自発性の有る若者や前向きな若者も多い気がするんですよ。ただ、彼らの中で『親離れできていない』と僕が感じる時は、彼らに喩え好きな目標が有っても、そのプロセスを『突き抜けられない』時なんですね」

     

    ――『突き抜けられない』というのは?

     

    「それをなかなかうまく言えないのですが、例えば板に錐(きり)で穴をあけようとした場合を想像してみてください。取り掛かるのはいいんだけど、向こうへ突き抜ける前に、少し硬いところが有ったりするとリタイアしちゃう…。そんな感じなんです。
     挫折という程のところまでも届いていないんです。もっと手前でリタイアなんですよ。中には疲れてやめちゃう場合もありますし。そして彼らはいったん母の元へ戻って、その後同じ『板』にまた穴をあけようと再チャレンジするわけでもなく、別の板を探すんです。
     傍から見ると前向きに見えるのですが、その実は、母と新しい目標の間を行ったりきたりしているに過ぎないんですね。また、彼らの母も、それを好んでいるようにも思える時があります」

     

    ――ありますね。次から次へと目標に向かっているように見えて、実はすぐに回避しちゃっているっていうケースが…。

     

    「そうなんです。一見すると前向きで積極的な行動なんですが、それで時間だけが経っていっちゃうんですよ。あっと言う間に歳だけは取っていく…。そうやってどんどん打つ手が限られて行って『ひきこもり傾向』が強くなっていくという悪循環に嵌っていくわけですね」

     

    ――ということは、やっぱり早い段階での対応が、大事だということですね。

     

    「その通りです。『子どものやりたいようにさせてあげたい』とか、『かわいい子供に苦労をさせたくない』というのは親の心情ですが、【向き合う勇気】の大切さは、しっかりと身に付けさせておきたいですね」

     

     

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