クライアントが「自分はアダルト・チルドレンだ」と言って、過去の辛かったことをカウンセラーに話します。
カウンセラーはそれに共感して、その話を掘り下げます。
するとクライアントは、今まであまり思い出さなかったことまで頭に蘇ってきて、もっといろいろな辛い話をもっと悲しくなりながら話し続けます。
因果関係をたどると、最初の夫婦の話は「相手が悪者」となり、次は「子どもが意志が弱い子」となり、3番目は「親が毒親」となりますし、また厄介なことにどの話も「クライアントがHAPPYになるにはどうすればよいのか」という一番大事なことが語られていません。
・「人」が問題ではなく「問題」が問題である
・「なぜ」そうなったのかを考えるよりも、今はまず「どうなれば」よいのか
ここなんですよね。
この内容は第3土曜(3月16日)にも行います。
【Copyright(c)(同)ベルコスモ・カウンセリング】
カウンセラー養成集中講座は第1と第3土曜(どちらか選択)です。
https://npo-jisedai.org/kouza.htm
ベーシック集中講座は毎月第2日曜と第3日曜(どちらか選択)に開かれます。心理学は初めての方でもご参加いただけます。
https://npo-jisedai.org/basic.html
WEB講座は第2土曜の午前中です。WEBでのリモート講座はこちらです。↓
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ご参加のお申込みやお問い合わせは下記ホームページから、またはメール( info@npo-jisedai.org )にてお願いいたします。
他にも毎週講座は月曜の午後に開いております。
詳しくはホームページをご覧ください。
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しかし実際は実は壁はなく、人と『因』と『果』は一つのシステムの中にある(図2)。
なぜかというと不登校なのは『人間』なのだから」
(河合隼雄最終講義より要約)
コンステレーション(布置)という考え方が、システムズ・アプローチの考え方と相通ずるというのは、ここのところです。
また河合先生の仰る「因果関係に囚われすぎない」というところも一緒ですね。
不登校になったのは親の何々が原因だ、わたしが自己主張を上手くできないのはアダルト・チルドレンが原因だなど、我々はついつい原因探しに捉われてしまいがちです。
でも、原因がわかったら学校へ行くかと言えばそうでもないことが多いですし、原因がわかったら自己主知用できるようになるかといえば、それもちょっと違います。
大事なのは今と未来であり、どうなればいいかなんですよね。
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他にも毎週講座は月曜の午後、または火曜の夜間で開いております。
(この名古屋での夜間講座は、来年の4月迄の予定です。お申し込みはお早めに)
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システムズアプローチと応用行動分析は、意外に思われるかもしれませんが似たところがあります。
それは「過去(因果関係)にあまり捉われない」ということです。
例えば精神分析や交流分析では、恋愛依存症や共依存において、その人の子ども時代の親子関係を重視し、そこを聞き出します。
しかし応用行動分析では、今起きている問題は過去に誤学習したパターンを、新しく学習しなおせば良いと考えますし、システムズアプローチ(家族療法・短期療法)では原因はさておいて、とにかく良い感じに回っていくにはどうしたらいいかを考えます。
もちろん原因を考えることを悪いといっているわけではありません。
それはそれで大事な場合もあります。
しかし、例えば夫が妻の気持ちを考えず、フラフラと遊びに行っては妻がそれを責めるという問題を妻が悩んでいた時に、妻の子ども時代の親子関係が悪かったのが原因だということを長い時間をかけて聞き、そしてその話に相槌を打ち続けても、その夫婦関係が上手くいくとは限りません。
確かに問題は、妻の子ども時代の親から受けた経験による「見捨てられ不安」なのかもしれません。
ただ、それがわかったからといって、親に文句を言ったら夫婦関係がよくなるわけでもないし、傾聴すれば妻の気は少しは晴れるでしょうけど、見捨てられ不安がすぐになくなるわけでもないでしょうし、夫が遊びに行かなくなるとは限りません。
では、応用行動分析ではどう考えるかというと、「夫がフラフラと遊びに行く」という【行動】のあとに、妻が「責める」という【後続刺激】を与えているのだが、この場合「遊びに行った時の【快】」が、後続刺激の「責めるという【不快】」より大きいのではないか」と後続刺激のチェックをします。
またシステムズアプローチでは、夫婦のシステムが【悪循環】になっているのではないか、そして「妻が夫を責める」という対処法は悪循環を却って長引かせる【偽解決】になっていないだろうかとチェックし、悪循環からの脱出を考えます。
さて、カウンセリングの本などに書かれているケースは、大学の先生が大学の中のカウンセリングルームで行った内容の場合も多いんですね。
しかしそういう場合は、教育の一部として非常に安価な場合が多いのです。
だから、多少回数が増えようが長期間になろうが、クライアントの金銭的な負担がすごく大きくなるということはあまりありません。
ところが実際の民間のカウンセリングというのは、カウンセラーもそれで食べていかなければいけませんから、それなりの実費はいただきます。
だとすると、どうしてもある程度の期間内に好転していく必要があります。
因果関係に中心を置くと、長くなってしまうのです。
もちろん、それでも良いと言われるクライアントにはしっかりと因果関係から入っていっても構いませんし、クライアントがお金がいくらかかっても親子関係についてしっかりと話したいとおっしゃるのなら、これは聞く必要もあるでしょう。
ただ、早く今の苦しい状態を脱したいと言われる方に対しては、やはりシステムズアプローチなどの方法をカウンセラーは知っておいた方がいいと思います。
実際、このカウンセラー講座に来られた方の中に、お子さんのことで7年もの間あちらこちらの病院やカウンセラーに通い悩み続けた人が、講座で家族療法を知り、それを実行したら3〜4カ月で奇跡のように問題が片付いたというケースもあります。
(まあ、これは上手くいきすぎだと感心してしまいましたが。その方が本当に素晴らしかったんですけどね)
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この内容は第3土曜(10月21日)にも行います。
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(僕がWEB講座の講師を担当するのは、あと10カ月だけです。お申し込みはお早めに)
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他にも毎週講座は月曜の午後、または火曜の夜間で開いております。
(この名古屋での夜間講座は、今年の12月迄の予定です。お申し込みはお早めに)
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今年もまたNPO日本次世代育成支援協会の「心理カウンセラー講座 懇親会」が開催されます。
料理はいつものフレンチレストラン プティルさんにケータリングをお願いしてます。飲み物はワイン、ビールの他、ノンアルコールももちろん用意しております(今年もまた松野医師から甲州ワイン1.8Lを2本も差し入れしていただきました )。
今年もまた、いろいろと企画しておりますので、楽しいひと時をお過ごしください。
OBの方も、是非ご参加をお待ちしております。
日時 11月18日(土) 17:30〜20:30
場所 オリナス一宮
参加費 8500円(現在講座に参加されている方は7500円)
食事込み(フレンチレストラン プティル) フリードリンク
同伴者のご参加も可能です。
お申込み Tel 0586-73-3911
E-mail info@npo-jisedai.org 玉田迄
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ベルコスモ・カウンセリングはNPO日本次世代育成支援協会と共同でカウンセラー講座を開いています。↓
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10月1日の「子育ての悩みや不安に役立つ心理学についての講座」は定員に達しました。有難うございました。
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詳しくはホームページをご覧ください。
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終わりに
『反省』と『後悔』は1回すれば十分 195
あとがき
モノは考えよう 〜「これはこれで良い機会として…」〜 201
お買い求めはアマゾンで。
紙の本の価格 ¥1,980
Kindle(電子図書)価格 ¥1,870 です。
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よろしくお願いします。
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またNPOハート・コンシャスの西川さんと岡田さんを始め、ボランティアでご協力いただきましたたくさんの方に、心からお礼申し上げます。
発達障碍についてはいろいろと知られてきたものの、まだまだ間違った知識や考え方が多く流布されたり、信じ込まれているのが現状です。
発達障碍についていろいろ教えてくださった久野能弘金沢大学名誉教授の「発達障碍は行動の問題なのだ」という考え方、そして発達障碍について僕が大変有効だと考えている応用行動分析(ABA)と解決志向アプローチ(SFA)を、短い時間でしたが少しでも多く伝えられたらとお話させていただきました。皆様に大変熱心に聞いていただきうれしかったです。
もうすぐ夏も終わりますが、大学の後期授業が始まりますし、これからも講演やカウンセリングでなかなか時間が取れない日々が続きますが、またこのような機会があればと思っております。
企業や学校の講演ですと一般の皆様が参加できないことが多いのですが、一般参加セミナーとしては、10月1日に江南市のほその外科小児科様(https://hosonogekashonika.com/)主催の「子育ての悩みや不安に役立つ心理学」セミナーが江南図書館にて開催されます。
江南市の皆様にお会いできることを楽しみにしております。
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ベルコスモ・カウンセリングはNPO日本次世代育成支援協会と共同でカウンセラー講座を開いています。↓
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]]>子ども及び大人の発達障碍(アスペルガー、ADHDなど)とグレーゾーンの人や周囲の方々に、知っておくと役立つABA(応用行動分析)やSFA(解決志向アプローチ)などの知識や対処法をお話します。
主催 NPO日本次世代育成支援協会、NPOハート・コンシャス
後援 愛知県教育委員会 一宮市教育委員会
いくつ当てはまりますか?
【A】
・整理整頓がすごく苦手
・忘れ物が多い
・物事をきちっと終わらせることができない
・物をよくなくす
・ついついぼんやりとしてしまう
・そそっかしくて、よくケガをする
・とりあえず、と色々なことに手をつけゴチャゴチャになってしまう
・待つのが苦手
・人の話に、ついつい割りこんでしまう
・一つのことを落ち着いて長時間やれない
・しゃべり過ぎる
・ずっと同じ場所にいることが苦手である
【B】
・自分について、対人関係についての認識が甘い
・衝動的な行為や発言をしてしまう
・不愉快なことを言われると、すぐ反論する
・切れてしまうことがちょいちょいある
・音や光に、とても敏感
・自分の考え方は絶対正しいと思い込む
・強迫的なところがある(〜べきだ 〜ねばならぬ)
・予定の変更に強い怒りを覚える
【C】
・周囲の空気が読めず、一緒に行動したり、場のルールを 守ったりが苦手
・相手の言葉から色々察する事ができず超マイペースな行動をとったりする
・言葉を『文字通りに受け取る』
・すごくこだわる事が多い
・決まったパターンで行動しようとする
・人に対しての関心をあまり持たない
・自分の気持ちを上手に表現できない
日時:2023年8月26日(土) 10:00〜11:30
場所:一宮市市民活動支援センター 会議室
(センター内 奥の部屋)
愛知県一宮市 尾張一宮駅ビル(i−ビル)3階
JR東海道本線「尾張一宮駅」または名鉄「名鉄一宮駅」下車
駅コンコースのエスカレーターを上がったフロア南側
講師:鷲津秀樹
(ベルコスモ・カウンセリング代表、名城大学非常勤講師)
参加費:800円 (資料代を含む)
定員:60名(お申込み先着順)
お申込み:電話またはメールにてお申し込み下さい
電話:090-5609-7282
E-MAIL: heart.c.aichi@gmail.com
NPOハート・コンシャス 西川迄
主催:NPOハート・コンシャス 共催:NPO日本次世代育成支援協会
愛知県一宮市大志1-6-17 ミヤタビル3F
URL: https://heart-c.org/
電 話: 0586-72-7880
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【2023年7月のカウンセラー養成ベーシック講座の内容】
7月9日のカウンセラー養成ベーシック講座では、午前はアドラーの理論についてお話し、午後は発達障碍の基礎的な部分について学んでいただきました。
アドラーの理論はコーチングや子育て法などにおいてよく使われています。
主な考え方としては下記があります。
・目的論
人の思考、感情、行動は「目的」に依り生まれ、表出するという考え方。
例えば「怒り」というのは、何かをされたから怒りの感情が起きるのではなく、例えば人をコントロールしたいが為(目的)に怒るのである。
・横の関係
人の心は「優劣」に大きく捉われている。だからこそ「下」に劣等感を抱き、その補償として「上」に行こうと努力する。
しかしそういう「縦の関係」というのは人間関係としては上手くいかないことが多い。だから喩え先生と生徒、親と子でも「横の関係」でなくてはならない。
・勇気づけ
したがって、「褒める」というのは縦の関係になってしまうので、そうではなく横の関係で「感謝」したり「勇気づけ」することが重要である。
・ライフスタイル
人は10歳くらいまでに人生の脚本ができあがり、それに沿って考えたり行動する。しかしもしそれがその人にとってHAPPYに結びつかない脚本(ライフスタイル)なら、それは変えようと思えば変えることができる。
・課題の分離
例えば自分の子どもが受験期なのにちっとも勉強しないと悩む親がいたとする。この場合、勉強しないというのは子どもの問題(課題)であり、自分の問題は「子どもに心を取られて不安になること」なのである。
・共同体感覚
人は共同体の中で、貢献できるということにより自分の存在の価値を認識でき、安心を得られる。
この感覚を得るためには自己受容、他者信頼、他者貢献が必要である。
さて、アドラーはかなり強い「責任論」を主張し、また「性善説」を元に理論立てをしました。
となると、果たして今の世の中において、また「個」ではなく「和」を重視するこの日本において、そのままアドラーの考え方を例えば子育てに用いて良いのだろうか等の疑問が出てきます(例:子どものゲーム依存について、「課題の分離」に基づく責任論や、性善説ベースで対応して上手くいくのか等)。
そのあたりについては、僕の考えもいろいろと述べました。
午後の発達障碍については、用いたパワーポイントは全部説明すると7〜8時間かかってしまいますので、今回はその始めの部分だけ(2時間程度)レクチャーをしました。
残りはまた次の機会にお話したいと思います。
同じ内容を第3日曜の16日にも行います。
ご参加をお待ちしています。
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ベーシック集中講座は毎月第2日曜と第3日曜(どちらか選択)に開かれます。心理学は初めての方でもご参加いただけます。↓
https://npo-jisedai.org/basic.html
またカウンセラー養成集中講座は第1と第3土曜(どちらか選択)です。
https://npo-jisedai.org/kouza.htm
WEB講座は第2土曜の午前中です。WEBでのリモート講座はこちらです。↓
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